登場人物
百合沢春奈(ゆりさわ はるな)
百合沢家の長女。大学生。おっとりした天然お姉さん。
家庭的で、いつもにこにこしている。ふんわりウェーブ。
百合沢夏美(ゆりさわ なつみ):
百合沢家の次女。高校生。
身長が高く、すらりとしたスタイル。
後輩の女の子から人気がある王子様女子。ショート。
百合沢秋葉(ゆりさわ あきは)
百合沢家の三女。中学生。見た目普通の女の子。
ただし、女の子が大好き。頭の中でよく絶叫している。
百合沢冬子(ゆりさわ とうこ)
百合沢家の四女。小学生。感情表現が苦手で口下手。
前髪で目元を隠し、赤面症である。かなりの美少女。
今作の配役表
百合沢春奈(表記:春):
百合沢秋葉(表記:秋):
春夏秋冬♪ 百合沢姉妹 第一話
春:春夏秋冬♪ 百合沢姉妹 第一話:春×秋はるかけるあき
SE:ガチャ
秋「ただいま~。ん? くんくん……。
ふわぁ、このいい匂いは……」
春「おかえりなさぁい、秋ちゃん」
秋「春姉、今日は何を作ったの?」
春「今日は秋ちゃんの好きなシュークリームですよぉ」
秋「むはぁ、おいしそう……。ねえねえ、食べていい?」
春「いいけど、先に手を洗って着替えてきたらねぇ」
秋「マッハですませてきます!」
SE:ドタドタ
春「ふふふ、急がなくてもシュークリームは逃げたりしないのに。
さてと、じゃあ、私は紅茶でも入れようかな♪」
秋「いただきまーす」
春「どうぞ、めしあがれ」
秋「はむ……、ん~~~~!!」
春「どう? おいし?」
秋「すっごくおいしい!」
春「そう、よかったぁ。ちょっと甘すぎたかなぁってお姉ちゃん思ったんだけど」
秋「ううん、そんなことないよ」
春「じゃあ、私も。はむ……、うん、おいし♪」(にっこり)
秋「……ぁ……、あぁぁぁ……」
春「あ、指にクリームついちゃった。お姉ちゃん、シュークリーム食べるの下手なのよねぇ。
ぺろ……んぅ……」
秋「おぉぅ……」
春「ん? どうかした? 秋ちゃん。
あ、お姉ちゃん、お行儀悪かったね」
秋「そそそ、そんなことないよ! 我々の業界ではご褒美です!!」
春「業界? ご褒美?」
秋「え、あ、それは……。あ、ちょっと今、学校で流行ってるんだよ!
なんかいいことがあったら、『我々の業界ではご褒美です』って返すの!」
春「そうなんだぁ。お姉ちゃん、知らなかったわぁ。
秋ちゃんのおかげでひとつ賢くなったわね、ありがとう、秋ちゃん」
秋「あは、あはは……」
春「あら、もうこんな時間。そろそろ夕飯のお仕度しなくっちゃ」
秋「あ、うん、おいしいの期待してるね」
春「はぁい、腕によりをかけて作るから待っててねぇ」
SE:パタパタ
秋「……。はあぁぁぁぁぁ……、春姉ぇ……、かぁいぃよぉ……」
秋:わたくし、百合沢秋葉ゆりさわあきはは、女の子が好きである。
綺麗なお姉さまも、かっこいい女の子も、不器用な少女も、天使のような幼女も大好きである。
とはいえ、そんなことはもちろん言えるわけもなく、一人でこっそり悶える日々を過ごしているのである。
春「ふふ~ん♪ ふふふ~ん♪」(可愛らしい鼻歌)
秋:ふおおおおおおおぉぉぉぉ!! フリルのついたエプロンドレスを着た春姉!! かわいいよぉぉぉ!!
それににこにこしながら、ご機嫌な鼻歌まで……。
あぁぁ、毎朝、私のためにお味噌汁作ってください! って、もうすでに作ってもらってたや。
春「あ、聞こえてた?
えへへ、恥ずかしいところ見られちゃった」
秋:あああああああっっ!!! もう!!!!
恥ずかしそうに笑う春姉、あぁ、女神!!
大好き! 愛してる! 抱いて!! いや、抱かせて!!
春「あ、シュークリーム食べ終わったら、片づけてね」
秋「あ、うん」(お皿とティーカップをもって台所へ)
秋:ふぅ、いけないいけない……。落ち着け、秋葉……。
そうだ、素数を数えるんだ……。2.3.5.7.11.13.17……。
春「ふ~ん、ふふ~ん♪」
秋:あぁっ!? さっき恥ずかしくてやめたはずの鼻歌が!?
しかも、それに合わせてお尻がふりふりと!!
うあぁぁぁ、後ろから抱きしめたい……。抱きしめて、押し倒したい!!
春「ん? どうかした?」
秋「え、ううん!! なんでもないよ!!」
春「それに顔も赤いわよ? ちょっと動かないでね?」
秋:はわああああぁぁぁぁぁ、おでことおでこがごっちゅんこおおぉぉぉぉ!!!
目の前に春姉が!! まつ毛長い! くちびるぷるぷる! いい匂い!
春「熱はないようだけど……、ってどうしたの? お顔真っ赤よ!?」
秋「うぁ、ぁああぁぁ……、春、春姉ぇ……」
春「どうしたの? どこか痛いの?」
秋「ち、ちが……」
春「泣きそうな声まで出して……。何か学校で嫌なことがあったの?」
秋:違うんです、春姉。あなたの妹は今、欲情というか、発情というか、なんというか、興奮しているんです!!
春「ほぉら、ぎゅってしてあげる♪」
秋「はぅっ!?」
春「恥ずかしいかもしれないけど、抱きしめられると落ち着かない?
ほぉら、なぁでなぁで♪」
秋「あぅぅぅぅん……」
春「秋ちゃんはいい子ですよー、ほぉら、いい子、いい子」
秋「んんぅ……、春姉ぇ……」(メス堕ちw
春「はぁい、お姉ちゃんはちゃんとここにいますよぉ」
秋「うぅぅぅ……、大好きぃ……、春姉、好きぃ……」
春「お姉ちゃんも秋ちゃんのこと好きよぉ」
秋「んー……」
春「あらあら、どうしたの?」
秋「ちゅぅ……、ちゅぅしてぇ……」
春「もう、からかわないの」
秋「じゃあ、もっとなでなでぇ……」
春「はぁい。なぁでなぁで、秋ちゃんはいつまでたっても甘えんぼさんなんだから」
秋「うにゅぅ……、ん、はっ!? ちょっ、まっ、いや、これは……」
春「あら? どうしたの?」
秋「ご、ごめん、春姉、今、私……、変なこと、言ってた、よね……?」
春「ん~? 春姉、大好きって言ったこと?」
秋「はぅっ!」
春「それとも、……ちゅぅしてって言ったこと?」
秋「にゃあああああああああ!!!!! 何、言ってんの、私いいいいいいい!!!!」
春「秋ちゃんは時々、甘えんぼさんになるからねぇ」
秋「あぅぅぅぅ、変な妹で、ダメな妹でごめんなさいぃぃ……」
春「そんなことないわよ。お姉ちゃんも秋ちゃんのこと大好きなんだから。
それに、私のことが好きな秋ちゃんがダメな妹だったら、私も秋ちゃんのこと好きだからダメなお姉ちゃんになっちゃう」
秋「春姉は全然ダメなお姉ちゃんじゃないもん。理想のお姉ちゃんだもん」
春「ありがと♪」
秋「うぅぅ、ごめん、ちょっと頭冷やしてくる……」
春「あ、秋ちゃん」
秋「え? なに?」
春「ちゅ♪」(ほっぺた)
秋「にょわ!?」
春「ちゅぅしてほしかったんでしょ?」
秋「~~~~っ!! にげましゅ!!」
SE:バタバタ
春「ふふふ、か~わい♪ もうちょっとしたら晩御飯だからね~」
秋:あぁ、もう、なにやってんだ、私!!
春姉に抱きしめられて、頭撫でられて、気持ちよかったからって……。
……、あったかくって、やわかかくって、いい匂いしたなぁ……。
って、ちがああああああああうう!!
うぅぅぅ……、晩御飯でどんな顔して春姉に会えばいいのよぉ……。
……ここはそう、なにもなかったように。うん、春姉もそうするはずだし……。
秋「あ、あ~、いい匂いだな~」(棒読み)
春「もうすぐだからもうちょっと待ってね」
秋「今日も父さんと母さんはお仕事?」
春「忙しいみたいねぇ」
秋「あれ? 夏姉ととこちゃんは?」
春「なっちゃんは部活の合宿で今日と明日いないって言ったでしょ?」
秋「そうだっけ? じゃあ、とこちゃんは?」
春「とこちゃんは友達のところでお泊り会ですって」
秋「ふーん、そうなんだ。……ん?」
秋:って、それは春姉と私だけってことですよね!?
いや、今までも結構ありましたけど、今日、この日に二人きりなんですか、神様!?
春「今日はビーフシチューよぉ。秋ちゃん、好きでしょう?」
秋「え、あ、うん」
春「いつもみたいにご飯にかけちゃう?」
秋「お願いします!」
春「は~い、ちょっと待っててねぇ」
秋「ふぅぅ……、落ち着け、私……。
確かに、今日はちょっと暴走しちゃったけど、もう大丈夫……」
春「ふんふふ~ん♪ おいしいおいしいビーフシチュ~♪」
秋「……なはじゅ……、ぁぅぅ……」
春「どうしたの? 秋ちゃん」
秋「ふぇ!? ううん、なんでもない! うわぁ、おいしそうだなぁ」
春「ふふふ、めしあがれ。
なっちゃんやとこちゃんが明日食べれるように多めに作ったから、まだまだあるわよぉ」
秋「そんなに食べられないよぉ。それに太っちゃうし」
春「ふふふ。あ、そうだ。今日は秋ちゃんと二人きりだし、お姉ちゃん、お酒飲んじゃおうかな~♪」
秋「……え? ど、ど、どうして……?」
春「ん? いつも私が飲もうとすると、なっちゃんが絶対にダメって止められちゅんだもの。
それとも、秋ちゃんもダメっていうの?」
秋「え、あ、いや、それは……」
秋:春姉って酔っぱらうとすでにカンストしてる母性が、限界突破して甘やかし始めるんだもん……。
ん……? ちょっと待てよ……?
今日は父さんも母さんも遅くなるし、夏姉もとこちゃんもいない……。
私と春姉ふたりきり……。別に甘やかされても大丈夫じゃない……?
むしろ、これって大チャンスじゃない?
春「秋ちゃん、お願い、飲んでもいい? ちょっとだけにするから」
秋「いいよ、春姉。ビーフシチューなら父さんが大事にしてる赤ワインとかどうかな?」
春「いいわねぇ。そうしようっと。お父さんには今度おつまみ作ってあげましょ♪」
SE:パタパタ……
秋「……キタコレ……。あ、だめ、勝手に笑っちゃう……、ぐふ、ぐふふふふ……」
春「どうしたのぉ? 秋ちゃん」
秋「ううん、なんでもないよ。春姉の作ってくれたビーフシチューが美味しくてうれしいの♪」
春「うふふ、ありがとう。えっと、我々の業界ではご褒美です、だっけ?」
秋「っふは!?」
春「あれ? あれ? お姉ちゃん、使い方間違えちゃった?
秋ちゃん、だいじょうぶ?」
秋「けほっ、だいじょぶだいじょぶ。使い方も間違ってないから」
春「そう? それじゃ、いただきます。
ん~、おいし。ワインも……んっ、……ん~~~、おいしい~♪」
秋「春姉、あまり飲みすぎたらだめだよ?」
春「わかってますよ~♪」
秋:あ、ダメなやつだこれ。いや、むしろ、私的にはいいやつ、なのかな?
秋「ごちそうさまでした」
春「ふふふ~、おそまつさまでした~♪ どう? おいしかったぁ? 秋ちゃん」
秋「大変おいしゅうございました、春奈お姉さま」
春「よかったぁ。ふふ、ふふふ……」
秋「春姉、飲みすぎじゃない?」
春「そんなことないですよ? ふふふ」
秋:あー、完全に出来上がってますねー、これは……。
でも、ちょっぴり頬が赤くなって、目が潤んでる春姉、色っぽくてグッドです!
春「ね~え~、秋ちゃ~ん?」
秋「なに?」
春「さっき、どうしてちゅぅしたいって言ったのかなぁ?」
秋「ぶっ!! ちょ、急になに!?」
春「だってぇ、さっき言ったでしょぉ? だっこされてぇ、頭なでなでされて、甘えんぼさんになってぇ」
秋「あう、あう、あう……」
春「お姉ちゃんにちゅぅしてぇって、ね?」
秋「にゃあああああ!!! 忘れてください、お願いします、なんでもしますからああああ!!」
春「くす♪ 今、なんでもって言ったよね?」
秋「え、は、はい……」
春「じゃあ、もう一回だっこさせて? ね?」
秋「……え?」
春「だからぁ、もう一回だっこさせて? それでぇ、またお姉ちゃんに甘えてほしいなぁ」
秋:神様、ありがとおおおおおおおおおおおおおお!!!!
百合沢秋葉、行ってまいります!!
春「ほぉら、おいでぇ」
秋「あ、あ、ぁ、春姉ぇ……」
春「はぁい、いらっしゃい。ぎゅぅぅぅ、いい子いい子」
秋「はわぁ……」
春「今日もお姉ちゃんの作ったご飯おいしいって言ってくれてありがとうねぇ」
秋「んーん、とっても美味しかったもん」
春「あらあら、ありがとう。よしよし」
秋「んふー、気持ちいい……」
春「すっかり甘えんぼさんになっちゃったわねぇ。可愛い」
秋「春姉のほうが綺麗で、可愛いもん」
春「そんなことないわよぉ? なぁでなぁで」
秋「ふにゃぁ……。とけちゃうぅ……」
春「それで、秋ちゃん?」
秋「なぁにぃ?」
春「どうして、ちゅぅしたいなんて言ったのかなぁ?」
秋「あぅぅぅ、恥ずかしいですぅ……」
春「ほぉら、お姉ちゃんに教えて」
秋「は、春姉が大好きだからぁ……」
春「そっかぁ、秋ちゃんはお姉ちゃんのことが好きなんだねぇ」
秋「うん、好きぃ……」
春「じゃあ、言えたご褒美にちゅぅしちゃおうかなぁ?」
秋「ほんと?」
春「うん、お姉ちゃんが嘘ついたことあった?」
秋「ない」
春「それじゃ、目つむってね」
秋「う、うん……。ドキドキする……」
春「ふふ、お姉ちゃんも。……ちゅ」
秋「んぅ……」
春「どう?」
秋「あのね、頭がね、ほわぁって……。春姉のこともっと好きになっちゃいそう……」
春「それじゃあ、もっとお姉ちゃんのこと好きになっちゃえ。ちゅぅ……」
秋「っ……ん~……」
春「秋ちゃん、可愛い。もっと欲しい?」
秋「ほ、欲しいでしゅ……」
春「じゃあ、お口開けて」
秋「ぁ、あー……」
春「お姉ちゃんが秋ちゃんのこと食べてあげる」
秋「うん、食べて……」
春「はぁい。ちゅぅ……」
秋「んっ……」
春「秋ちゃん、気持ちよさそ」
秋「すっごい気持ちいいのぉ……」
春「ん~~、秋ちゃん、可愛い♪」
秋「春姉ぇ……、ぎゅってしてぇ……」
春「はぁい」
秋「それで、なでなでして……」
春「秋ちゃんは頭撫でられるの好きなのねぇ」
秋「ん~……、それでぇ……えっと」
春「それで、なぁに?」
秋「えっとね、もっとちゅぅして」
春「はぁい、ちゅ」
秋「ん、違うの……」
春「何が違うのかなぁ?」
秋「秋のこと……、食べるみたいに、して……」
春「~~~っ! 本当に、秋ちゃんのこと食べちゃいたい。
ちゅぅ……」
秋「んんぅ……、好きぃ……、春姉ぇ……」
春「私も大好きだよ、秋ちゃん。なぁでなぁで」
秋「んぁぁ……、春姉の赤ちゃんになりたい……」
春「秋ちゃんは赤ちゃんになりたいんだぁ。じゃあ、喋れないね」
秋「……ぁー……、あー……」
春「可愛い、ほぉら、おっぱいは出ないから、指で我慢してねぇ」
秋「はむぅ……ちゅぅ……、んんー……」
春「そんなに一生懸命吸っても、何も出ないわよぉ?」
秋「ちゅぅ……」
春「なぁでなぁで……、よぉしよぉし、いい子いい子……」
秋「んぅ……ふわぁ……はふ……」
春「おねむになっちゃったかなぁ?」
秋「ん……」
春「いいよ、ゆっくりお眠り。なぁでなぁで、よしよし……」
秋「んんぅ……」
春「おやすみなさい、私の秋ちゃん、ちゅ……」
秋「っ!!! 寝てたっ!?」
春「おはよう、秋ちゃん」
秋「あ、は、は、春、姉……」
春「よく寝てたねぇ」
秋「春姉、わ、私……」
春「とはいっても、お姉ちゃんもさっきまで寝ちゃってたんだけどねぇ」
秋「……え? そうなの?」
春「そうなの。目が覚めたら秋ちゃんのこと抱っこしててね。
ごめんね、またお姉ちゃん、変なことしちゃった?」
秋「もしかして、覚えてない……?」
春「う、うん……、ごめんね……?」
秋「ううん、大丈夫だよ! ちょっと抱き着かれただけだから!」
春「ほんとぉ?」
秋「ほんと、ほんと。はは、はははは……」
秋:これでもしも、春姉が覚えてたら、私、もう顔合わせられないわ……。
春「あ、秋ちゃん」
秋「え、なに?」
春「一つ聞きたいんだけど、目が覚めたら人差し指がふやけてたんだけど、なんでかわかる?」
秋「ふぇ!? え、あ、いや、わからないなぁ?」
春「そっかぁ、なんでかなぁ」
秋:私がおしゃぶりしてたからです、ごめんなさい、お姉さまっ!!
春「ん~、もう10時かぁ。結構寝ちゃったなぁ。お風呂はいろっかな」
秋「あ、じゃあ、食器とか私片づけとくよ」
春「ううん、後でお姉ちゃんが片づけるからそのままにしておいてぇ」
秋「それじゃあ、お願いします」
春「うん。あ、そうだ」
秋「なに?」
春「久しぶりに一緒にお風呂はいろ?」
秋「いっ!?」
春「なぁんてね。お風呂あがったら教えるねぇ」
秋「え、あ、うん。部屋に行ってるね」
春「ふんふふ~ん、ふ~ん♪」
秋「…………、っはぁぁぁぁぁぁ…………。
ほんと、危なかったぁ……。
次はないわね……。にしても……。
春姉と、キス……、しちゃった……。
……ふわあああああああああああああぁぁぁぁっっっ!!!!!」
春「え? え? なに!?」(お風呂場から)
秋「ご、ごめ、なんでもなーい!!」
春「そう?」
秋「……うぅぅ……、思い出したら、ドキドキしてきた……。
今度からちゃんと我慢できるようにならないと……。
って、できるかなぁ……。全然、自信ないよぉ……」
春「あ~きちゃんとキ~ス♪ あ~きちゃんとキ~ス♪
ん~~、かわいかったなぁ……。なっちゃんはすぐに逃げちゃうし、とこちゃんにするのは流石に、ねぇ。
にしても、秋ちゃんいやがってなかったし、もしかして……。
ふふふ、だったら、どうしようかしら。また二人っきりの時、お酒飲んじゃおうかな♪」
つづく☆